BricsCADで図形を編集する際に、選択した図形のグリップから形状を変更したり移動やコピーをしたりすることが出来ますが、グリップを掴むためのカーソルをグリップに近づけると吸着される機能があります。

グリップ吸着の例
グリップへの吸着範囲を調整する
BricsCADには、グリップへの吸着範囲を調整する設定があります。
この設定は、オブジェクトスナップへの吸着範囲と別の設定としてありますので、より細かく調整することが出来ます。
設定は、システム変数 ATTRACTIONDISTANCE で行います。

グリップ吸着範囲の設定
大きな数字にすると吸着範囲が広くになり、小さな数字にすると狭い範囲になります。
グリップ吸着のON/OFFを切り替える
図形を選択した場合に、グリップへの吸着自体を ON/OFF を切り替えることも出来ます。
その設定は、システム変数 ENABLEATTRACTION で行う事ができます。
グリップ表示を切り替える
沢山の図形を選択した場合にグリップは表示されなくなりますが、図形選択の数にかかわらず全く表示しない設定にしたり、辺の中点に出るグリップを非表示にしたりといったコントロールも可能です。

グリップの設定サンプル(左からGrips=2/1/0)
図面の状況や作図の好みで設定してご利用下さい。
