BricsCAD の2つのブロック編集機能

 BricsCADには、ブロックの定義を編集する機能としてブロックエディタ(BEDIT)と インプレイス参照編集(REFEDIT)の2つのコマンドがあります。

1664412107643-jxOH9lc2sUブロックを編集する2コマンド

それぞれ以下のような特徴があります。

ブロック編集(BEDIT)
ブロック編集コマンドは、ブロック定義された状態で編集する形になります。コマンドを実行して編集するブロックを指示すると、ブロックのみが表示されるエディタ画面に切り替わり、ブロックの図形や拘束・パラメトリックの内容を編集します。

1664420403993-zQ58vVFh03ブロックエディタのダイアログ

インプレイス参照編集(REFEDIT)
インプレイス参照編集コマンドは、ブロックを挿入された状態で編集する形になります。コマンドを実行して編集するブロックを指示すると、作図画面上で挿入されている状態のままブロック内の図形を編集します。

1664420570880-63tn2SoN39インプレイス参照編集のダイアログ



どちらのコマンドを使うと良いか

 どちらのコマンドでもブロックを編集できるので、目的と図形の状態に合わせて利用することができます。

ブロック編集は、ブロックが定義されている状態を編集するため、より正確に状態を把握して編集することが出来ます。

インプレイス参照編集は、ブロックの入れ子状態を確認することが出来、挿入されたブロックの周りの図形との取り合いを見ながら編集できます。但し、インプレイス参照編集は各軸の倍率が X=1.0 Y=2.0, Z=1.0 といった等倍ではない状態の場合は利用できませんのでご注意下さい。