フランスのワインを語るとき、必ずと言っていいほど出てくる言葉が「テロワール」です。本当の意味での定義はありませんが、一言で言えば、天候、おそらく地形、そしてもちろん土壌を表しているのでしょう。また、ワインメーカーの技術や経験を加える人もいるかもしれません。つまり、ワインが生産される完全な自然環境のことです。

先日、BIM Worldを訪れた際、私は展示会場を歩き回り、何が提供されているのかを読み解くのに時間を費やしました。目立ったのは「BIM」という言葉。非常にニッチな用途もあれば、一般的な用途もあります、いずれも用途によってBIMに対する考え方が似ているようで微妙に違っていました。BIMワールドで期待されること

しかし、(やはりフランスにいたので)BIMはテロワールのように説明が難しく、データ、ソフトウェア、環境、リソース、適用する人のスキルや経験など多くの要素に左右されると考え始めました。もっと話したいのですが、マーケティング担当のキャロルから、この話は短くするように言われています。

BricsCAD BIM V22 - Model1

では、Terroir を見て、BIM の原則と、もちろん BricsCAD を使って、ワイナリーの設計にどのようにアプローチするか見てみましょう。

まず、土地が必要なので、最終的にワイナリーにする土地の地形設計や2次元の平面図を作成することから始めます。境界線や建物の輪郭を表すために、線、円弧、円を描くかもしれません。排水や、余分な水を貯めたり、より効率的に水を分配する方法を示したいと思うかもしれません。

次に、3Dを適用して、土地や建物に奥行きを与え、より精細にします。2Dから3Dは、 BricsCAD 、BIMデータを追加することで、さらに進化させることができます。テロワールで重要な土壌や自然の要素を、最も純粋な形でデータ化することができると考えてもいいかもしれませんね。

BricsCAD BIM V22 - レンダリング

ワインを生産するために適用しなければならない収穫、ワークフロー、スケジューリングについて考えてみましょう。BricsCAD Mechanical は、必要な機器やプラントを設計し、ビジュアル化することができます。タンク、コンベア、ポンプ、配管、発酵タンク、その他いろいろなものが必要です。しかし、これらの機器は、ワインをブドウから最終製品まで効率的に運ぶものです。建築のプロも同様に、BIMとそのさまざまなユースケースを活用して、紙の上の線を最終製品まで効率的に持っていくことができるのです。

ワイナリーは自己完結する環境です。ブドウの栽培から、発酵、瓶詰めまで、すべての工程をワイナリーで行っています。販売され、市場に出るまで、製品は一切敷地から出る必要はありません。

同様に、BricsCADは、2D、3D、BIM、Mechanicalの4つのアプリケーションが共存し、最終製品をレンダリングする自己完結型の環境です。1つのプログラムで、すべてを、完全なDWGフォーマットで提供します。エクスポート、インポート、サードパーティアプリの使用、または"谷の下のワイナリーから借りる必要なく、簡単にアプリケーション間を移動できます".

つまり、先ほどの「テロワール」の定義に戻ると、BricsCADは設計や建設プロジェクトが生み出される完全な自然環境なのです。

テロワール、BIM...BricsCAD。

導入はご自身の責任ですよ!

それでは。

グラント
Bricsys社インプリメンテーションコンサルタント