A. CAD の運用状況により変わります。

CAD の利用は、設計に欠かせないものとなっていますが、普段良く使うツールであるために、ランニングコストなど経済的な負担についても気になるところだと思います。

実際、BricsCAD を採用いただいた多くのユーザ様は、コストメリットをきっかけに、パフォーマンスや機能・サポートの良さを実感して他のCADから移行したといった声を数多く頂いています。

BricsCAD は現在、「買い切りの永続ライセンス」と「期間限定利用のサブスクリプションライセンス」、両方のライセンスタイプを提供していますが、どちらを選択するべきか悩むケースもあると思いますので、本記事ではBricsCAD Lite を例にした比較を掲載します。

尚、この記事に記載している価格は Bricsys の Eストアに 2025年2月時点で掲載されている税抜き価格をベースとしています。最新の価格情報は、別途弊社のウェブサイトや販売店様にご確認ください。



BricsCAD® Lite V25 シングル(PCの認証)ライセンスの最小構成

BricsCAD のシングルライセンスは、PCに認証して使用するタイプのライセンスです。


BricsCAD® Lite V25 [シングル - サブスクリプション]
シングルのサブスクリプション ライセンスで1シートを1年の期間で購入する場合は次の価格です。

1738547355-wXLxzngQJHIZy6eCVmaBpMRs


BricsCAD® Lite V25 [シングル - 永続]
シングルの永続ライセンスで 1シートを購入する場合は次の価格です。

1738547383-KD9CWodPsiSA1jVQ5cnuy0FO

ここで示されている金額の中には、一年分のメンテナンス費用が含まれているため、実質的には購入後1年以内にリリースされた次バージョンも利用可能な形といえます。

永続ライセンスは、二年目以降のメンテナンス継続が任意となっています。継続しなかった場合でも、ライセンスを継続して利用することは可能ですが、メンテナンスで提供されるメジャーアップデート対応やライセンストラブル対応などサポートのメリットは無くなります。

なお、メンテナンスを更新しなかったライセンスに対して再度メンテナンスを有効にしたい場合は、アップデート費用 + アップデートしたバージョンでのメンテナンス費用が必要となります。


BricsCAD® Lite V25 ネットワークライセンスの最小構成

BricsCAD Lite のネットワークライセンスは、5シートを1セットとして購入する形で提供されています。(BricsCAD Lite 以外の BricsCAD Pro などは 1シート単位で購入できます。)
ネットワークライセンスも永続とサブスクリプションが提供されています。


BricsCAD® Lite V25 [ネットワーク - 永続]
永続のネットワークライセンス価格は次のとおりです。

1738547199-BCehnFEcrPGD7oW6jgJ9tx1Y 5シートの価格なので1シート換算だと 141,875円となります。



BricsCAD® Lite V25 [ネットワーク - サブスクリプション]
1738547142-s8ncoZi4KqBRzGJgQCYvME6e こちらも1シートで換算すると 64,500円となります。



BricsCAD® Lite のランニングコスト

日本の法人や個人事業主では、PC の導入を行う際に一定金額以上になると資産扱いになり減価償却が発生するため、CADソフトもその点も踏まえて導入される所が多いと思います。

ソフトウェアの減価償却期間は会社の規模や業務内容によりますので、ここではよくあるケースとして 3年で計算した結果を例に示します。


BricsCAD® Lite V25 を3年間のランニングコストで考えた場合

[シングル- 永続]でメンテナンスを更新するケース
新規購入 + メンテナンス更新 2回となります。
94,240円+21,750円 x2 = 137,750円 (一年換算:45,917円)

[シングル- 永続]でメンテナンスを更新しないケース
新規購入+メンテナンス更新 0回となります。
94,240円+21,750円 x0 = 94,240円 (一年換算:31,413円)

注意:メンテナンスは現行価格で計算していますが、更新時点では変わっている可能性もありえます。

[シングル- サブスクリプション(3年)]
3年サブスクリプションを1回購入となります。
116,000円 (一年換算:38,667円)

[シングル- サブスクリプション(1年)]
1年サブスクリプションを3回購入となります。
43,000円 x3= 129,000円 (一年換算:43,000円)

以上の内容をグラフにまとめると、次のようになります。

1738646493-NXpJKFlDMdo9mktzQuE5W6S2 [シングル - 永続 または サブスクリプション]の3年ランニングコスト

1738646511-YNLj4nJGoMzbdpqlcuyTZVRQ [ネットワーク(5シート)- 永続 または サブスクリプション]の3年ランニングコスト



価格と合わせて考慮するポイントとして次のようなものがあります。
購入前に、これらの点も考慮してご検討ください。

  • 永続ライセンスは、メンテナンスの更新をしない場合、最後のバージョンでライセンスを使用し続けられる点がサブスクリプションと異なります。
  • ネットワークライセンスは、複数人でライセンスを共有した運用が行えるためコストも CAD利用者の頭数で分散出来るメリットがあります。
    (1シートの一人あたりのコストは、10シートを20人で利用なら 1/2、30人で利用なら 1/3 と捉えることも出来ます。)
  • メンテナンスは、所有シート数全体で更新するかしないかを検討することになります。
  • ネットワークライセンスで、メンテナンス更新時にシート数を減らす場合、一度既存のライセンスの無効化を行う必要があります。このため、数日のダウンタイムが発生する可能性があります。

永続ライセンスを購入後に、メンテナンスを更新せずに利用した場合、4年ないし5年後のバージョンへアップデートするときは、価格的に新規購入と変わりませんので、新規購入をしてください。

機能面の評価は体験版で行うことが出来ます。賢くコストをコントロールして充実したCAD環境を整える事ができる BricsCAD を是非検討してみてください。

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Hiroki Sugihara - Solution Consultant

デジタルなものづくりに引き寄せられて CAD&CG の世界に入った Hiroki Sugihara は、長年 CAD、WEB、DTP など幅広い経験を持っています。Lisp プログラムでもあり建築、設備系のアプリケーション開発での知見や、長い DWG系CADの業界経験を活かして BricsCAD の導入を支援するため Bricsys Japan の立ち上げメンバーとして活動しています。